※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
首里城「正殿」の再建工事が秋に本格化するのを前に、世界文化遺産の『遺構』を砂で埋め戻す保護作業が行われています。
正殿があった場所の地下に眠る「基壇」の遺構は5月まで一般公開されていて、11月ごろに本格化する再建工事の影響を受けないようにするための保護作業が6月3日に始まり、不織布に砂を押し広げる作業が行われました。砂で埋められた遺構はさらに、厚さ50cmの発泡スチロールと、木の板で覆うことになっています。
首里城復元整備推進室・與那嶺盛明さん「工事期間中も例えば遺構の保存に関しては水分量の変化とか、そういったところも重要なモニタリングの項目になっていまして、当然、落下物などもないように十分注意し施行を進めていく予定です」
保護作業は8月ごろまで続く予定で、2026年に正殿が完成した後、再び一般公開されることになっています。