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沖縄の豊かな海を次世代に引き継ぐSDGsの実現にむけて、県内企業でつくる団体が久米島のサンゴの再生支援に取り組みます。
この支援事業は、県内企業8社でつくるサンゴ再生支援協議会が実施するものです。八重山に続き2例目となる今回は、久米島漁業協同組合に技術や資金面での援助をおこないながら、サンゴの再生を目指します。
久米島では海水温の上昇や生活排水、オニヒトデの食害によりサンゴの白化が進んでいて、地元の漁業組合は4年前からサンゴの養殖に取り組んでいました。
久米島漁業協同組合の田端裕二組合長は「サンゴ礁は漁業とも密接に関わるため、持続的な漁業を可能とするには、漁業者も海を育む活動をすることが大切」と話します。
今回の支援事業では、サンゴの自然な産卵を利用した有性生殖法で苗を増やし、久米島町仲里地区の海に6年間かけて400~480群体の移植を目指します。