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ニューヨークなどを拠点に国際的に活動している県出身の美術家・照屋勇賢さんの作品展が那覇市で開れています。作品展は沖縄の本土復帰50周年を記念して企画されたものです。
照屋勇賢さんは復帰の翌年1973年に南風原町で生まれ、現在はアメリカ・ニューヨークやドイツ・ベルリンを拠点に活動しています。
照屋さんは沖縄戦後の基地問題や自然環境などをテーマに創作していて、会場には港などで運搬時に使用される木製パレットにやんばるの森を描いた、高さおよそ6メートル、横およそ10メートルの大型の作品や何十年も変らずにある基地のフェンスに赤い風船を結びつけ浮いているようにみえる作品などが展示されています。
照屋勇賢さんは「(復帰から)50年という課題であり、今現在もあって、未来にも続く現在という意味で、何が一番最終的に感情的に重要かと言ったら、未来に向けてポジティブになっていくようなキーワードを大切にしていきたい」と話しています。作品展は6月26日まで那覇市のなはーとで開かれています。