ゴールデンウィークも後半。街中では観光客の姿が多く見られました。そんな中宮古島では、タクシーがフル稼働状態となっています。
午前10時半ごろの宮古空港、タクシー乗り場。この時間は多くの出発・到着便で利用が集中し、乗客が列を作っていました。
年明け直後の感染拡大時には、利用者が減って空港でタクシーが長時間待機する様子がみられましたがゴールデンウィークが始まってからは、一転、1日中フル稼働となっています。
新生タクシー 大浦博之代表「すみません、ちょっと今予約が取れなくてですね、申し訳ございません」
伊良部島のタクシー会社では5台のタクシーを全て稼働させても予約を断わらなければならないほど、大忙しです。
ドライバー「市内もタクシー不足らしいよ」「これからもっと忙しくなるんじゃないの」
島の観光スポット「渡口の浜」。レンタカーで訪れる人もいましたがタクシーの姿も目立ちました。
ドライバー「この連休中にこんなに人出がいるなんて思わなった!」
レンタカーが借りられずタクシーを貸切って観光する人が多いということです。
観光タクシー利用する人「インターネットで調べたけど満杯だと言われた。全然ありませんと言われたものだからそれはそれで対処するしかない」「(タクシーの方が)いろんな話も聞けるしいいんじゃないかと思います」
この状況について、新生タクシーの大浦代表は、コロナ禍でタクシー業界の人手が減少したことが影響しているのではないかと話します。
大浦代表「タクシー業界の運転手さんもほぼやめちゃったり 待機してたりして、急に復帰できる状況でもない」「休車のタクシーも何台あると聞いているのでそれのナンバープレートを取り付けるのも急にはできないので、対応できないかもしれません」
長引くコロナで観光業界の体力が弱まっているなかやってきた大型連休。これからやってくる本格的な夏の観光シーズンに向けて多くの観光客を受け入れられる体制を立て直す必要がありそうです。