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沖縄の本土復帰50年にあわせて、4月28日夜、国頭村と鹿児島の与論町で海を挟んで行われていた、かつての「かがり火」集会が再現されました。
日が落ちて薄暗くなった辺戸岬で空に向かって舞い上がる真っ赤な炎。沖縄の本土復帰50年にあわせて、4月28日に国頭村の辺戸岬と鹿児島県与論町の2カ所で復帰を願ってかつて行われた「かがり火」が再現され、夜になるにつれて、国頭から与論の炎が見え出すと、集まった人たちの歓声があがりました。
70年前の1952年4月28日はサンフランシスコ講話条約が発効して日本は主権回復を果たした一方、アメリカ統治下が続いた沖縄は「本土から切り離された日」となっています。「かがり火」が再現されたことで、屈辱の日の4月28日は、沖縄が歩まざるを得なかった分断の歴史を振り返り「基地がない沖縄」への思いを改めて再確認する一日となりました。