任期満了にともなう沖縄市長選挙がきのう告示されオール沖縄勢力が推す新人と国政与党の自民公明が推す現職による一騎打ちとなりました。立候補したのは届け出順に無所属新人で前市議会議員の森山政和さんと無所属現職で3期目を目指す桑江朝千夫さんの2人です。
今回の沖縄市長選挙はオール沖縄勢力が推す森山さんと自民公明が推す桑江さんによる新人と現職による一騎打ちの構図となりました。
新人で前市議会議員の森山さん。市議を務める前には中学校教諭として子どもたちに音楽を教えていました。
公約としては県内41市町村中、39番目となっている沖縄市の市民所得の10%向上や、小中学校の給食費完全無償化、コザ十字路へのバスターミナル整備などを掲げています。
森山政和候補「今回の市長選挙の争点は何と言いましても沖縄市の経済を立て直すことです。人づくりをしっかり取り組んでいくことで沖縄市の市民所得、一人あたり10%のアップをはかっていきます」
沖縄市が地元でもある玉城知事も応援に入り支持を呼びかけました。
玉城知事「これからの沖縄市の市民の一人ひとりと向き合いながらしっかりと伸ばしていきたい。今回の選挙はそういう政策を実現するための大きな一歩になると思います」
森山政和候補「私と一緒に新しい夢のある沖縄市を、立て直していきましょう、チェンジしていきましょう」
現職で3期目を目指す桑江さん。2期目となる今回の任期では、沖縄アリーナの完成を実現しました。今回の選挙ではこれまでの実績を訴えるとともに子どもの貧困対策の強化のほか、経済振興策、胡屋十字路へのバスターミナルの整備などを公約に掲げ選挙戦に挑みます。
桑江朝千夫候補「もっともっとこの沖縄市の市民が、特に商店街の方々が肌身に感じるぐらいの経済の成長、にぎわいを必ず取り戻してみせます」
桑江さんには自民公明の政権与党が支援にまわり政府とのパイプを強調しています。
自民党・小渕優子組織運動本部長「2期8年、なんと公約達成率90%を超えます。こんな市長は全国探してもほかにはいません。」
桑江朝千夫候補「明るい沖縄市、躍動する沖縄市、安心する沖縄市を共につくっていこうではありませんか」」
2期8年の現市政の評価や経済対策、子どもをめぐる問題への対応などが争点となる今回の選挙。投開票は24日、日曜日です。