新型コロナの感染拡大の勢いが止まりません。玉城知事は「ここで感染を抑えられないと強い措置の検討が必要になる」と危機感を示し、改めて対策の徹底を呼びかけました。
4月14日新たに1426人の感染がわかり23日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
玉城知事「入院調整に困難が生じる水準として間がまん延防止等重点措置の要請を検討する目安としている60%に近づいています。今回の流行は第6波の20代を中心とした爆発的な感染拡大とは異なり様々な世代でじわじわと増加し高齢者施設や家庭内などを通じて重症化リスクの高い高齢者へと広がってきております。感染拡大の勢いを弱めそして重症化リスクの高い方々を守ることが重要です」
県によりますと4月14日新たに1426人の感染がわかり1週間前と比べて71人増えました。県内の累計感染者数が14万人に迫っています。年代別にみると最も多かったの10代で260人次いで30代で243人などとなっています。入院患者が300人を超え病床占有率も47・6%と悪化が続いています。
玉城知事は4月15日から4月28日までの2週間を「感染拡大を抑制し社会経済活動を継続するための対策期間」と位置づけて対策強化に乗り出します。具体的な例として、高齢者がいる世帯で世話をしている人が感染した場合に施設から職員を派遣して必要な介護サービスを受けられるようにするほか10代以下の子どもたちを守るために検体回収の人員を増やすなど学校PCR検査を効率良く進められる環境を整えます。
玉城知事「ゴールデンウィークまでの2週間が3年ぶりに制限なくゴールデンウイークを過ごすかどうかという重要な正念場になります。ここで感染拡大が抑えられないとなれば更に強い措置も検討しなければなりません。そのためにこの2週間、皆さんが普段行なっている感染対策の意識をさらに高めて一つひとつの感染防止のための取り組みをしっかり行なってください」