ミヤコニイニイ鳴きだす

初夏のような陽気に誘われて、宮古諸島だけに生息するセミ「ミヤコニイニイ」が鳴きだしています。

道路沿いに植えられたテリハボクの幹にとまって鳴き声を響かせているのは「ミヤコニイニイ」です。宮古諸島だけでみられる固有種で体の大きさは4センチほど。体の模様が木の幹にそっくりなのは外敵に襲われないようにするためで、なかなかその姿を見つけることは難しいセミです。

その見つけにくいミヤコニイニイですが、今はセミたちにとって恋の季節。雄は近くにいる雌への求愛の鳴き声を響かせて、この時ばかりはと自分の存在をアピールしていました。

これから梅雨を迎える頃にかけて、島ではあちらこちらでミヤコニイニイの大合唱が聞かれるということです。