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実際の救急車両を使用してECMOの操作方法や管理、トラブル対応について指導を受けました。新型コロナの再流行や新たな感染症に備えようと医療従事者などを対象にした、研修会が那覇市で行われました。
研修会音生かし研修会は、新型コロナの重症患者の適切な搬送を可能にするための人材の育成や救命率の向上につなげる目的で行われ、重症治療に携わる重点医療機関の医師や看護師、消防の救急隊員などおよそ40人が参加しました。訓練は、患者を救急車で搬送する際、心臓や肺に新しい血液を送るための医療機器ECMOの使用中に電気系統にトラブルが発生したという想定で行われました。
参加した医師や看護師らのグループは、ECMOの再起動の手順や患者に声をかけながら様子を細かくチェックするなどトラブルへの対応をしていました。
参加した平良隆行琉大病院医師は「移動する時も物がいっぱいあって大変だし実際救急車の中で活動するときも狭くて自分が思っていること何にもできないのと分からないことが多いので普段の業務と比べてすごい違う経験ができてよかった」と述べました。
NPO法人・日本ECMOnet小倉崇以医師は「失ってはいけない命を確実に守り切ることが一つのミッションとしてありますので、病院の中で起こる不運な事故そして車両の中で起こる不運な事故も同じようにトラブルとして解決いくためにはそれなりの備えと訓練が必要になるということ」と話しました。
研修を実施した日本ECMOnetは、沖縄では、離島から本島の病院への搬送や離島から県外への搬送も想定されると話し、県は今後、航空機を利用した訓練も検討するとしています。