4日間にわたって熱戦が展開された国内女子プロゴルフの開幕戦ダイキンオーキッドレディスです。県勢選手たちにとっては特別な大会。今年はアマチュア選手たちの活躍も光りました。
国内女子プロゴルフの幕開けは今年も沖縄から。35回目の節目を迎えたダイキンオーキッドレディス。
県勢選手たちにとっては地元で開催される特別な大会。今年は上限3000人を目安にギャラリーを入れて開催され応援を背に受けてのラウンドになりました。
宮里美香選手応援団「みかんの会」メンバー「地元でのプレーなので応援僕らもしているので流れと僕らの気持ちで勢いで行ってほしい」
宮里美香選手「ダイキンオーキッドは自分にとって特別なトーナメントのひとつなので今年は同級生が応援に駆けつけてくれて初日からそれがすごくパワーになったのでもうちょっと頑張りたいという気持ちはあったんですけどすごく楽しいゴルフができました」
結果を出したい思いが一際強くなる地元での大会でスコアを伸ばしたのは、浦添市出身の山城奈々。3日目まで常に県勢トップの順位を保つと迎えたきのうの最終日。
1番でバーディを取り幸先の良いスタートを切るとパー3の13番でも、バーディチャンス。これを気合いでねじ込みバーディ。さらにパー5の最終18番、第3打はこの位置から。
勢いがつきすぎるも直接ピンに当たるラッキーで最終日もバーディフィニッシュ。ダイキンでの自己ベスト54位を大きく更新し県勢トップの4位となりました。
山城奈々選手「たくさん応援にかけつけてくれたのでそれが力になりました楽しくラウンドできたので最高でした」
一方、今年はアマチュア選手たちの活躍が光りました。出場した5人のうち3人が予選突破を果たし決勝へ。
最終日には、日本の国内ツアーだけでも26勝をあげているベテランプロ申ジエとともに島袋ひの、荒川怜郁(れいか)が同じ組でプレーしました。決勝に進んだアマチュアの中で一番スコアの良かった選手に与えられる「ベストアマ」をかけて競った2人。荒川はパー5の4番。第3打。
これをピンそばにつけバーディ。対する島袋も難しいパーパットを何度も沈め物おじしないプレー。前半終了時のスコアはともに2アンダーと譲りません。
荒川怜郁選手「ローアマ(ベストアマ)が欲しいと自分も思いましたし、ひのも思っていたと思うし自分は特にいい刺激をもらいながらバーディもう一個バーディもう一個と思いながらプレーすることができました」
そんな荒川選手ですが、1つのホールが終わると…次のホールまでダッシュ。しかもかなりのスピード。そこにはこんな思いが。
荒川怜郁選手「申ジエさん待たせるわけにもいかないし前に追いつかないといけないしで走ってました」
謙虚な姿勢を持ち続けながらも物怖じしない堂々たるプレーで後半スコアを伸ばした荒川が通算-4の10位タイに入り、ベストアマを獲得しました!
荒川怜郁選手「こうやって名誉あるベストアマを取らせてもらうことができたのですごい自信にもなりましたし今年のプロテストも同じようなゴルフができたらいいなと思います」
一方の島袋も最後はバーディで締め通算―1。21位タイに入っています。
島袋ひの選手「あまり意識はせずに自分のプレーに集中してはいたんですけど(荒川選手に)負けてしまったのでそこは悔しいです」
地元沖縄の大会で得た手応えと悔しさを力に県勢選手たちの新たな1年がスタートしています。