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普天間基地の移設問題で平野官房長官は、8日から3日間、沖縄の基地の実情を視察します。下地島空港や伊江村も視察する予定です。平野博文官房長官は「問題解決に向けて真剣に検討を進めているところであります」「沖縄の県民の皆様方の実態、さらには基地の実情を自らの目で見てまいりたい」と会見で話しました。

平野官房長官は、基本政策閣僚委員会の担当者として、1月8日から3日間、普天間基地や辺野古のほか、民主党の小沢幹事長が提案している下地島空港、それに伊江島の飛行場などを視察する予定です。

滞在中は仲井真知事と会談するほか、関係市町村長とも意見交換を行う方針です。これに対して下地島空港を抱える宮古島市の下地市長は、公式な話しは一切ないとして「下地島空港は県営の空港ですから、運営管理をしている県知事の意向というものを第一義的には聞くべきである」と話しました。

また伊江村の大城勝正村長はQABの電話取材に対して、「政府からまったく具体的な話はない。官房長官が会いたいと来れば政府の考えは聞きます。

しかし伊江村は今も基地があり、これ以上の受け入れは難しい」と話しました。普天間問題をめぐっては、鳩山総理が5月までの決着を目指す意向を示しています。