きのうからプロ野球・千葉ロッテマリーンズの初めての糸満市での2次キャンプが始まっています。コロナ禍の中で観客数を制限し、出店(でみせ)は自粛となりましたが、多くの人が訪れ西崎球場から活気の見える幸先の良いスタートとなりました。
寺崎未来アナ「プロ野球・千葉ロッテマリーンズの2次キャンプがきのうから始まっています。糸満市でプロ野球キャンプが行われるのは30年ぶりです」
例年、2月上旬から石垣島で1次キャンプ、2月中旬から本島で練習試合を行っていたプロ野球・千葉ロッテマリーンズ。本島での練習拠点がないという状況が続いていましたが、ことしからロッテとしては初めて糸満市で2次キャンプを実施しています。
1989年から92年までのオリックス以来、30年ぶりにプロ野球キャンプを迎えた糸満市は歓迎ムード。
糸満市観光・スポーツ振興課 新垣行則さん「オリックスが宮古に移ってから次のチームを呼んでもらいたいという市民の熱望もあったので、やっとこたえられる形になったのかなと感じている」
西崎球場に立った若手中心の30人の選手たちは土まみれになり、大きな声で練習を盛り上げながら、ノックやバッティング練習で迫力のあるプレーをみせていました。
観客「今年初めてロッテがここに来るということで(家族を)連れてきて『見よう』って」
観客「前オリックスの時にずっと雨だったんですよ。感激ですね。場所的には非常に良いし施設が大きいので、ぜひ環境を整備して来年も来てほしいですね」
観客「きょうは南風原から。離島でなかなか見られなかったチームがこういう風に見られるようになってうれしい」
千葉ロッテの球団社長も初めての糸満キャンプに手ごたえを感じています。
千葉ロッテ・河合克美球団社長「非常にみんな選手も張り切っていてはつらつとしてやってくれているので。沖縄本島でこういう拠点があることは、思っていた以上に選手としてはより前向きな気持ちになれているのではないかと思っています」
糸満市観光・スポーツ振興課 新垣行則さん「セレモニーの後に球団関係者と意見交換させていただいて、長期的に練習を実施するうえでいくつか足りないところをアドバイスいただいた部分もあるので、少しずつ(今後の)受け入れに向けて対応していきたい」
糸満市での2次キャンプは20日までの予定で、今年は他の市町村での練習試合が多くなっていますが来年以降、糸満市での練習機会も増えてくるかもしれません。