成人式の中止・延期が相次ぐ 新成人の晴れの舞台に感染拡大の影

人生一度切りの晴れの舞台に新型コロナの影が忍び寄っています。各地で成人式が中止や延期を余儀なくされています。

県内では１月６日までに、宮古島市など６つの自治体が今週末の成人式の開催を中止することに決めました。このうち、浦添市では

浦添市・松本哲治市長「市民の安全を考慮し、成人式の開催を断念せざるを得ないという決断にいたりました」

ホームページやＳＮＳを通して成人式の中止を発表していましたが１月６日午前に代替イベントを８月に開催する方向に転換。これに対し浦添市の新成人は

浦添市の新成人「僕たち新成人側がコロナを広めてしまう側にならないように中止になったのは仕方ないことなのかなと思いました。でも、やっぱり友達に会いたかったので、夏にはなりましたが、夏だからこそ帰ってきやすい、成人式に出やすい人もいると思いますので、（その時に）コロナが落ち着いていれば、もっとみんなとワイワイしたいですね」

一方、振袖のレンタルを行う業者には問い合わせが相次いでいるといいます。

ジョイフル恵利沖縄店羽地淳子店長「中止の場合は衣装はどうなるんでしょうかとか、みなさんちょっと困惑されているのはわかりますね。ご本人にとっても家族にとっても本当に大事なお祝いごとでございますので、（自治体は）中止にはしないで、延期ですとか、工夫をしていただいて、どうにか開催できるように願いながら準備は進めているところでございます」

県内の新型コロナ感染拡大やまん延防止措置を受け自治体のなかには開催ぎりぎりとなる週末まで、成人式を開催するかどうか慎重に検討しているところもあります。糸満市はさきほど成人式の延期を決定しました。日程などは今後調整していくということです。