自らの足だけで、日本縦断に成功です!東京・浅草で人力車の車夫をする男性が、およそ2800キロを走破し、12日、沖縄市でゴールしました。
ガンプ鈴木さん「このあとずっと坂道ですね。頑張ります。最後の最後に、こんな坂道あると思わなかったっす」
急な坂道を、休むことなく走り続けているのは、東京・浅草で人力車の車夫をしているガンプ鈴木さんです。引いている人力車の重さは、90キロ。ブレーキがないため、下り坂では、車の重みが全て脚にかかります。
ガンプ鈴木さん「もう90日目なんで、だいぶ筋肉もついて、坂道耐えれるようになったんですけど、これでも。坂道だけは慣れないっすね」
ガンプさんは、大好きな旅と、本職の人力車。好きなもの2つを掛け算した「人力車の旅」を2016年から続けています。
今回の挑戦の目的は「コロナ禍の日本を元気にしたい!」との思いからです。9月に北海道をスタートし、3カ月かけて沖縄に到着。ゴール地点のコザの一番街には、SNSなどを通じてガンプさんの挑戦を知った人たちが、全国から駆けつけました。「人力車で日本縦断を」チャレンジしていた90日間で、19都道府県を訪ね、およそ2800キロを見事、走破しました。
ガンプ鈴木さん「アメリカの映画でフォレストガンプってあるんですけど、フォレストガンプっていう主役がアメリカ横断をするんですよ、ずっとひとりで、でも旅終わる頃には、ありえない人数の人が参加していて、僕すごいこの人生いいなと思っていて、きょうまさに、夢が叶いました。5年間くらいいろんな場所行ってきたんですけど、一番、なんか愛を感じました」
支援してくれたプロジェクトメンバーとともに、喜びを分かちったガンプさん。果たして次の目標は?
ガンプ鈴木さん「終わりと始まりは背中合わせなんで、また次の旅に向けて準備していきたいですし、もしアメリカ戻れたら人力車持って、横断に挑戦して、皆さんに希望とか勇気とか元気とか与えてあげられるような旅がしたいなと思っています」