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事故から7カ月、治療の甲斐あって一命を取り留めたヤンバルクイナが仲間の元へと戻っていきました。
放鳥されたヤンバルクイナはオスの成鳥で、2021年5月、交通事故で体の複数個所を骨折するなど、瀕死の状態で保護されました。この時、幼いヤンバルクイナも事故に巻き込まれていて、死んでしまったということです。
治療を受けたヤンバルクイナは順調に回復して、運動能力を取り戻したことから自然に返すことになりました。救護された場所近くの雑木林で環境省の職員らが見守るなか、かごから何度も顔を出して周囲を警戒しながら山の中に姿を消しました。
2021年はヤンバルクイナが被害にあう交通事故が31件起きていて、助けることができたのは5件だということです。
環境省やんばる自然保護官事務所は「事故から無事に回復するケースは稀で、車などでやんばるに来る時には安全運転を心がけてほしい」と呼びかけていました。