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茅原書藝會を主宰する書家・茅原南龍さんの書業60年を記念した個展が那覇市で開かれています。
書家・茅原南龍さんの個展。タイトルは「畊不盡」。「田畑を耕すのと同様に、人の心もまた耕せども尽きることは無く、耕せば耕すほど豊かな実りをもたらす」という意味の言葉で、会場には「心」「挑む」「感謝」を書で表現した64の作品が展示されています。
2019年、胃の手術で入院した南龍さんは退院後、リハビリに励み、今回の個展の書は2021年7月からわずか3か月で書き上げたと話します。
「母さんの味」幼少期にマラリアに罹ったという南龍さん。そのとき、栄養を付けるためにと母が作ったヘチマの味噌汁の味が忘れられないと、母親への感謝を込めた書です。
「一生懸命」「懸命に生きる人は美しい」この2つの書は、コロナ禍にある中、みんなに頑張ってほしいと願いを込めて書いたと話します。
書家・茅原南龍さんの個展は14日まで、那覇市の琉球新報で開かれています。