コロナ禍で苦しい日々を過ごしている人たちに元気になってもらおうと、県内の大学生たちがインターネット上で演舞の公開を始めました。
力強い太鼓の音や掛け声、躍動感あふれる演舞。11月8日、大学生によるエイサーが動画サイトに公開されました。県内3大学のエイサー団体が中心となって作成したものです。
大学のエイサー団体では毎年夏の時期を中心に地域のイベントに出演して、エイサーを披露していました。例年10件ほどイベントを盛り上げてきましたが、去年と今年は新型コロナの感染拡大でその機会が奪われてしまいました。
全国大学エイサーまつり 実行委員長 仲間妙さん「みんなでお客さんにみてもらって踊るっていう機会も大切な経験なので、やっとそういう場を設けられることにうれしく思います」
コロナ禍でも自分たちの演舞をみんなに見てもらいたい、披露する場を失った同じ境遇の人たちの力になりたいと、インターネットで演舞を公開するイベントを企画しました。
参加しているのは県内の学生だけではありません。県外で活動するエイサー団体も仲間に加わってくれました。
全国大学エイサーまつり 実行委員長 仲間妙さん「なかなか活動する機会もなくなってしまって、団体内の交流も少なくなっていたんですね。それで自分たちだけじゃなくて、県内外もそういうことが起きてるんじゃないかってことでそういうきっかけで動き出したってかたちですね」
福岡や大阪、遠くは北海道まで大学が加わることになり、最終的に県内外から14団体が参加する大きなものになりました。
全国大学エイサーまつり 実行委員長 仲間妙さん「出演しませんかって声をかけた段階で、この機会をもらえてありがたいですって言ってくれる団体さんもいたので、そういった言葉が力になってここまでやってこれたなって感じますね」
見ている人がより楽しめるよう出演団体の関係者などをゲストとして招き、司会とともに踊りの見どころや撮影の裏話なども紹介しています。
全国大学エイサーまつり 実行委員長 仲間妙さん「各パート地謡の視点だったりとか、締め太鼓の視点だったりとか、手踊りさんの視点だったりとか、そういう部分でも楽しんでいただけるかなと思います。」
エイサーの動画は4種類あって今月末まで毎週土曜日に新しいものがアップされるということです。
全国大学エイサーまつり 実行委員長 仲間妙さん「自分たちもこういう風に頑張っていますので、皆さんに元気と笑顔を与えることは どの団体も同じですので、学生団体をあたたかく見守ってくれてたらなと思います」