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修学旅行で来ている東京の小学生たちが、糸満市にある「ずいせんの塔」をまわるなど沖縄戦について理解を深めています。

東京都にある和光鶴川小学校では、25年前から毎年修学旅行で沖縄を訪れていて、語り部に話を聞いたり戦跡を訪れたりして、戦争の悲惨さや平和の尊さについて学んでいます。

10月27日は県立首里高等女学校の生徒でつくられ配属先の第62師団野戦病院で負傷兵の看護を担った「瑞泉学徒隊」の足跡をたどるため、犠牲になった学徒たちを慰霊する「ずいせんの塔」を見学しました。

さらに、戦火に巻き込まれ犠牲になった元学徒たちに向けて鎮魂の思いを込めたエイサーが披露されました。児童たちは5カ月ほど練習を重ねてきたといいます。

男の子「亡くなった方のための慰霊で、しっかり踊らなきゃっていう気持ちで踊りました。エイサーが一番踊りの中で好きなので、この場所で踊れて本当に良かったです」

女の子「壕とかに入ったりして、そこで看護とかしてたと思うと、すごく苦しいと思いました。戦争は二度と繰り返してはいけない」

児童たちの滞在期間は10月29日までで、首里城の地下に残る第32軍司令部壕跡を訪れるなど沖縄戦の実相を学習します。

沖縄戦を学ぶ東京の小学生 鎮魂のエイサーを披露