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県内各地の沿岸に大量の軽石が押し寄せ続けている問題で、玉城知事がきょうも名護市の軽石が堆積する現場を視察しました。
玉城知事は10月27日午後に観光スポットとして人気の名護市・奥武島のビーチを訪れ、流れ着いた軽石を手に取って大きさや重さを調べるなど被害の状況を確認しました。
名護市の屋我地漁港では港の内側まで軽石が流れて来ていませんが、外側では海面を覆いつくしていて船が出せない状況に陥っているため、地元の漁師からは早急な対応を求める声があがりました。
漁業関係者「自分たちが船で海に出る際に気を付けないといけない部分がたくさんあって、それがエンジンに詰まったりすると大問題なので、これからの動向がどうでるかが心配」
玉城知事「本当にできるだけ早急に除去の方法と除去した後の処分の方法について、関係機関から情報を収集してまとめていかないといけないなと感じた」
県のまとめではこれまでに少なくとも25の市町村で軽石の漂着が確認されています。漁業だけでなく観光業にも影響が出るなど日に日に深刻さが増しています。
県は緊急の対策会議を開き、軽石の回収に必要な予算について国の補助を受けられるかどうか検討することを確認しました。また、漁港内の軽石については早ければ今週中にも業者の選定に入るなど復旧に向けた作業を急ぐ方針です。