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行方不明になった高齢者や認知症の人を捜索するときのポイントを学ぶ模擬訓練が17日、浦添市で行われました。
浦添市で行われた捜索模擬訓練には市町村の職員や社会福祉協議会で働く人など、およそ40人が参加しました。
この中で、行方不明者の捜索に役立つ情報を参加者が話し合い、古い記憶がより鮮明に残りやすい認知症の特性を考慮して、名前などの基本的な情報以外に、生まれ故郷の情報を得て、捜索現場で本人らしい人に声をかける際、その地域の言葉で話しかけるといった要素があげられました。
このあとのフィールドワークでは、入りやすくて見えにくい墓や草むらなどで自然の音に耳を傾け、認知症の人が心地良く感じて時間を過ごす可能性のある場所や音を体験しました。
参加者「ちょっと気持ちが子どもにかえると言ったら変ですけど、認知症の方、やっぱりとっても感性が研ぎ澄まされていて、なかなか気づきにくい音もすごくキャッチしているんだろうなというのを感じました」
訓練の主催者は「行方不明者が発生したときだけでなく、日ごろから高齢者や認知症の方、地域のことに関心を持って見守ってほしい」と呼びかけています。