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カジノと観光振興はつながるのか?県内へのカジノ誘致に関するシンポジウムが23日に那覇市内で開かれ、専門家達が経済や治安への影響について様々な意見を交わしました。

このシンポジウムはカジノエンターテイメントの導入に向けて、沖縄にふさわしい具体的なモデルを探ろうと那覇商工会議所企画しました。

基調講演では広告代理店・博報堂の栗田朗さんがカジノを観光振興にうまくつなげている海外のリゾート地について詳しく説明しました。この中では「カジノが目的だけではなく、その周辺にある自然であったり食文化であったりコンサートをはじめとした芸術活動、これらの魅力でリゾート地に来てもらい、結果として滞在期間と消費金額が伸びていく」と観光振興へのモデルを紹介しました。

この後のパネルディスカッションでは「カジノは季節を選ばず年間を通じた観光客の誘致に大きな効果がある」といった積極的な意見がある一方、ギャンブルに依存する人達をどのようにケアするのかといった問題提起もあり、来場者らはカジノのメリットとデメリットについて真剣に考えている様子でした。