新型コロナ感染拡大の影響で7月から臨時休館していた県立博物館・美術館、そして美ら海水族館が、10月1日からおよそ2カ月ぶりにオープンしました。
濱元晋一郎記者「進貢船の模型や万国津梁の鐘など貴重な展示品が71日ぶりに見ることができるようになりました」
緊急事態宣言に伴う県の対処方針に基づいて、7月22日から臨時休館していた沖縄県立博物館・美術館が緊急事態宣言解除に伴い、10月1日から開館しました。館内では、入り口にサーモカメラを設置し、来館者の検温を行うなどの感染対策が取られています。
2カ月あまりの休館が明けた10月1日は開館してすぐに訪れる人の姿もあり、スタッフも久しぶりのオープンを喜んでいました。
沖縄県立博物館・美術館統括責任者木下龍太さん「県民のみなさんに沖縄の文化や芸術に親しんでもらえるということは、大事なことだと思っていますし、それが我々の使命だと思っていますのでこうしてオープンを迎えられて大変うれしく思っています」
県立博物館・美術館は今後沖縄の食文化のルーツをひも解く企画展などを順次、実施していくことにしています。
こちら、本部町の美ら海水族館は7月以来、2カ月ぶりの再開となり、入口の前では、オープンを待つ人の姿も見られました。水族館を訪れた人は、久々に水槽の中を優雅に泳ぐジンベイザメの姿などを見て楽しんでいました。
訪れた人「ずっと、待ってたので、すごい楽しいです。ソーシャルディスタンスを取ってという看板もあったり、換気とかもしているので安心して来れます」
美ら海水族館・佐藤圭一統括「長い間、沖縄を楽しむことが出来なかった方も多いと思いますので、沖縄の海と、沖縄の生き物たちをゆっくりと楽しんでいただければと思います」
美ら海水族館では、中止していた見学ツアーを再開をさせるためこれまでの感染対策に加えて参加者にはワクチン接種証明か陰性証明の確認を行うとしています。