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航空会社「ソラシドエア」の客室乗務員が、出発前のアルコール検査を適切に実施しないまま那覇を出発する便に乗務したとして、3日、国土交通省から厳重注意を受けていたことがわかりました。

ソラシドエアによりますと、2020年10月、那覇を出発する便を担当した「先任客室乗務員」と呼ばれる客室乗務員の責任者が、出社時に受けた検査で体内からアルコールが検知されたため、自分の代わりに別のスタッフにあらためて検査を受けさせ、責任者がそのまま業務を行ったということです。

また、この責任者は2021年3月にも、那覇を出発する便で一般客室乗務員からアルコールの反応が出た際、ほかの乗務員に代わりに検査を受けるよう指示していました。

この事案に関わった3人は前日の夜、航空法に基づき会社が定めた飛行勤務開始8時間以内の禁酒規定に違反して、県内の飲食店で規定を1時間超える7時間前まで酒を飲んでいたということです。

これを受けて3日、国土交通省はソラシドエアに厳重注意を行い、17日までに再発防止策を提出するよう指示しました。

ソラシドエアは「お客様をはじめ関係の皆様に多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。再発防止策を策定の上、速やかに対応を実施し、信頼回復に向けて全社を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。

ソラシドエア 客室乗務員がアルコール検査で不正