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県内唯一の社会人アメリカンフットボールチーム「琉球ガーディアンライオンズ」。

新型コロナの感染拡大で予定されていた試合が中止になるなど厳しい状況は続いていますが沖縄にアメフトを広めたい思いで日々出来ることからと活動を続けています。

去年6月に結成された琉球ガーディアンライオンズ。県内外の経験者や琉球大学アメフト部OBを中心に未経験だった人も含め35人が所属しています。

チームを立ち上げたのは北谷町出身の新城利一郎(しんじょう りいちろう)さん。国内社会人のトップリーグ Xリーグの名古屋で6年プレー。

沖縄に戻り琉大アメフト部ヘッドコーチを務めた後社会人になってもプレーを続ける環境をとガーディアンライオンズを結成しました。

県内唯一の社会人アメフトチーム 琉球ガーディアンライオンズ

新城利一郎代表兼選手「僕たち琉球ガーディアンライオンズは3年後に日本の社会人のトップリーグXリーグに加入することを目標に去年から動いている。本当は今年から(基地内の)米軍リーグに加入予定だったがリーグがコロナ禍でキャンセルになってしまったので来年できればリーグに加入したいと思っている」

今月28日にはXリーグのチームを招いての試合。首里城ボウルを開催予定でしたがコロナ禍で中止を余儀なくされました。

それでも経験者たちがハートでもチームをけん引しています。藤原慶太選手はXリーグで16年プレーしたベテランです。

藤原慶太選手「ぜひこの沖縄で自分の経験したことを伝えて沖縄のフットボールを強くしたいと思ったので、沖縄でフットボールを広めたいと思った」

嘉手納基地内の消防士エドワーズ・ガブリエルさんは基地内のチームでプレーしていましたが沖縄のチームを強くしたいという思いに共感しキャプテンも引き受けました。

県内唯一の社会人アメフトチーム 琉球ガーディアンライオンズ

エドワーズ・ガブリエル主将「私の目標は将来は沖縄から初めてのアメリカンフットボールのプロチームXリーグ1部を目指すチームになれるようにということ」

ライオンズとともに会場を盛り上げるはずだったチアダンスチーム 琉球ライオネス。悔しい思いもありますが、コロナ後を見据えています。

ダンス指導 MYCOさん「一番大切にしないといけないことは やりたいことよりもできることを探していかないといけない時期だということどうしても県内の(コロナの)状況であるので。いつか来る本番のためにいつでもREADY(準備)の状態で行けるぞという気持ちでそれがどこまで継続できるかというのが私たち指導者にかかってくると思う・・」

県内唯一の社会人アメフトチーム 琉球ガーディアンライオンズ

チームは国内トップリーグを目指す一方で普及活動にも力を入れています。新型コロナ感染拡大前までタックルなど激しい接触が無い「フラッグフットボール」を子どもたちに体験してもらい体を動かす楽しさを伝えたり、沖縄の風景と選手たちを1枚の写真に収めSNSで発信したりと見る人に沖縄とアメフトを印象付ける工夫をしています。

新城利一郎さん「しっかり(コロナ)対策をした中での話だがその中でスポーツをやっていて、まずは沖縄の方たちがアメフトの良さを伝え見に行きたい、やりたいと思ってもらえる愛されるようなチームを目指している」

今できることをと活動を続ける琉球ガーディアンライオンズ。アメフト未経験の人たちにも参加して欲しいとチームの情報も発信し続けています。

経験者も未経験者もいて、国籍もさまざまな選手たちですが、沖縄からアメフトを盛り上げたいという思いは1つのガーディアンライオンズ。選手の奥さんや家族がスタッフとしてSNSでの情報発信にも力を入れています。思いのたけも感じられますのでぜひインスタグラムなどもご覧になってみて下さい。