猛威を振るい続ける、新型コロナの第5波はいつまで続くのでしょうか。8月11日は過去2番目の多さとなる638人の感染が確認され、県内の累計感染者数が3万人を超えました。
県によりますと8月11日、新たに10歳未満から90代までの男女あわせて638人の感染が確認され、8月5日の648人に次ぐ過去2番目に多さでした。累計感染者数も3万人を超えています。
感染がわかった人のうち、6割を超える396人の感染経路を追うことができていません。居住地別に見ると、最も多いのは那覇市の122人、次いで沖縄市の110人、うるま市の66人などとなっていて、依然として中南部地域での感染拡大が顕著になっています。
また、年代別では20代が143人と最も多く、30代で119人、40代で94人などとなっています。
また、金武町にある琉球病院で集団感染が起きたことがわかりました。精神科病棟で8月6日から8月11日にかけて患者20人と職員3人、あわせて23人の感染が判明しました。そのうち、患者4人については別の病院に移したということです。
琉球病院ではデイケアや訪問診療を中止したほか外来診療を制限して、電話による診察に切り替えるなどして対応を続けることにしています。
感染状況をまとめて見ていきます。きょうの新規感染者は638人です。これで累計は3万43人となりました。人口10万人あたりの新規感染者は249.31人です。
カレンダーで推移を見ていきます。きのうおとといと300人台が続きましたが、きょうはその倍以上となり、爆発的に感染者が増えていることがわかります。
医療の状況です。入院患者数は643人、重症は17人、中等症は489人です。入院調整中は1932人です。
県の警戒レベルは療養者数や新規感染者数など、5つの項目が感染まんえん期となりました。病床占有率は80.1%、重症者用の病床占有率は60.7%とひっ迫が続いています。
きのう火曜日の人の流れです。きのうはほとんどの場所で人出が増えていました。唯一減っていたのが、県庁前駅。前回の宣言中に比べて7.3%減です。
家庭内にウイルスを持ち込まないことが大切です。不要不急の外出や会食を避けるなど、感染対策をしっかりしていきましょう。