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40年前、日米が沖縄返還の交渉中に交わした沖縄への核の持ち込みに関する密約文書を、佐藤元総理の遺族が保管していたことが分かりました。
鳩山総理は外務省の有識者委員会に検証を求める考えを示しました。これは沖縄返還交渉の過程で、当時の佐藤総理がアメリカのニクソン大統領と交わした、有事の際の沖縄への核兵器の持ち込みに関する密約文書が、佐藤元総理の二男の佐藤信二・元運輸大臣が保管していたものです。
二男・信二さんはテレビ朝日の電話取材に対して、佐藤元総理が亡くなった後「公邸から持ち帰った机の引き出しを開けたら入っていた」と答え、(当時の)外務省は密約の存在を否定しようとしていると思うと述べました。
核兵器の持ち込み密約文書の存在が明らかになったことを受け、鳩山総理や岡田外務大臣は、政府としては外務省の有識者委員会で議論し、密約文書の確認と検証を求める考えを示しました。