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専門家によりますと、生態がよくわかっていない珍しいクジラで、今後、死因などを調べるということです。

8月6日朝早く、北谷町の海岸に死んだクジラが打ち上げられているのが見つかりました。濱元晋一郎記者は「打ち上げられたのは、タイヘイヨウアカボウモドキと見られる若い個体です。世界的にも珍しい種類だということです」と伝えました。

警察などによりますと、8月6日午前6時すぎ、北谷町の宮城海岸で「クジラが打ち上げられている」と通報がありました。クジラの体長は5メートル程で、発見されたときにはすでに死んでいました。

状況を確認した沖縄美ら島財団によりますと、このクジラは「タイヘイヨウアカボウモドキ」とみられ、死後数日が経っているということです。

沖縄美ら島財団の小林希実研究員は「世界でも20例くらいしかまだ打ち上がった記録がなく、日本でもこれまでに4個体しか上がったことがなく、おそらく沖縄の周りに暮らしていて、何らかの原因で死んでしまって打ち上げられたことしか今のところはわからない」と話しました。

このクジラは沖縄美ら島財団が回収し、解剖などを行って死因などを調べた後、骨格標本にするということです。

珍しいクジラ 北谷の海岸に打ち上げられる