新規感染者が14日連続で7月19日週の同じ曜日を上回り急激なリバウンドをみせています。県内では7月26日新たに新型コロナに感染し治療を受けていた2人の死亡と男女あわせて116人が感染したことが分かりました。
県は、新型コロナに感染し治療を受けていた浦添市に住む60代の男性と沖縄市に住む80代の男性2人の死亡を発表し県内で死亡した人の数は累計で233人となりました。
また県内では7月26日新たに10歳未満から90代の男女あわせて116人が感染し7月19日週の同じ曜日より人数が3倍となり、月曜日としては過去2番目の感染者数となりました。これで県内の累計感染者数は2万2847人となりました。
感染した人のうち52人は感染者と接触を確認していてそのなかでも家庭内での感染が依然高くなっています。また残りの64人の感染経路は不明です。
先週より3倍の人数の感染者が出たことで7月12日週の週末に飲食などで感染し家庭内で感染が広がりたっと見ていて、県は7月27日の感染者数を注視するとしています。
沖縄県 きょうの新型コロナ116人感染2人死亡7月26日を含めた1週間あたりの新規感染者数が6月13日以来1000人を超え感染が急拡大している県内、玉城知事が改めて感染対策の徹底を呼びかけました。
玉城知事は「現在沖縄では感染がリバウンドして増加に転じています。そのスピードも増しており、急拡大が懸念されている状況にあります。」と述べました。
玉城知事は会見で現在の感染者の急増の要因は主に20代から40代が会食で感染し家庭や職場で広げていることや、流行の主体がデルタ株に置き換わりつつあることがあるとの見方を示しました。
また7月26日開かれた県の対策本部会議で7月19日週の感染者を分析したところ飲食業の感染者が最も多く、次いで建設業界の感染者が多くなっていて、県はこの業界との認識共有や必要な対策について協議をする必要があると確認したということです。
玉城知事は「県としてはこの第5波を少しでも小さく抑え込めるよう取り組む必要があると考えておりますが、感染状況を分析しながら感染リスクの高い場面での対策にしっかり注力して取り組んでまいります」と述べました。
玉城知事は2021年7月末までの集中行動抑制期間のあいだは徹底した感染対策の実施を心掛けるよう呼びかけました。