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1944年8月22日、アメリカ軍の潜水艦の攻撃を受け沈没した学童疎開船「対馬丸」の慰霊祭が22日行われ、当時、国民学校6年生だった児童の遺族に卒業証書が手渡されました。
那覇市の小桜の塔で行われた慰霊祭には、遺族など300人余りが出席。夢半ばで亡くなった1418人の犠牲者に黙とうを捧げました。
また、当時、犠牲となった甲辰国民学校の6年生の33人の遺族に卒業証書が手渡されました。阿嘉幸子さんは当時11歳。幸子さんの姉が証書を受け取りました。甲辰国民学校の同級生は「私も卒業証書を預かったが、これで一区切りがついて安らかに末長く眠りについてほしい」と話していました。
遺族らはやりきれない思いを胸に、今も海の中に眠る兄弟やいとこに深い祈りを捧げていました。