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5月の県内における完全失業率と有効求人倍率は4月よりわずかに改善しましたが依然として新型コロナによる厳しい状況が続きそうです。

県や労働局によりますと2021年5月の完全失業率は3・6%と4月と比べて0・1ポイント下がり改善が見られました。

就業者数についても72万人で2カ月連続で増加していて2020年5月より6000人増えました。また、5月の有効求人倍率も0・83倍と4月より0・05ポイント改善しました。

5月の大型連休で飲食業や観光産業の求人が増えたと見られています。しかし、有効求人倍率は15カ月連続で全国最下位と厳しい状況が続いています。

県や労働局は「今後も新型コロナの影響を注視する必要がある」としていて経済や雇用の面でなかなか明るい兆しが見えてこない苦しい状況にあると分析しています。

  5月の失業率・有効求人倍率改善もコロナ苦境は続く見通し