先週、石垣島の上空を光の玉のようなものが流れ落ちる様子が相次いで目撃されました。果たして、この光の玉の正体とは?
石垣島の南東部にある白保地区、1600人あまりが暮らすのどかな集落です。
そこにある企業の防犯カメラに、謎の光の玉が映っていたとの情報がQABに寄せられました。
(Qそのもの自体が映っていたのはどのカメラになりますか?)八重山殖産米盛志摩さん「えっと、このカメラになります」
今月3日に、職員が、防犯カメラの映像を確認していたところ、1台のカメラが謎の映像を捉えていたというのです。
(Q最初は何だと思いました?)八重山殖産米盛志摩さん「ちょっとひとりでは見るのが心細かったので別の方もちょっと、ふたりで確認しようということで、見ました」「最初、隕石かなというふうに思って、すごい鳥肌立ながら見てました」
防犯カメラは、石垣島の南の海上を向いてました。
八重山殖産眞津裕之さん「あのあたりからこう、斜めに落ちてくる角度になると思うんですけど」「まさかこういったものが映るとは、すごく、めずらしくいいものがみれたなということで」
捉えていたのは、明るく、輝きながら落ちる光の玉の映像です。通常の流れ星は数秒ほどですが、この光の玉は、1分ほどかけてゆっくりと流れ落ちる様子が確認できます。
石垣島天文台によると。
石垣島天文台 特任研究員花山秀和さん「継続時間がちょっと長いというのが、ちょっと普通の現象とは違う所があるのかなというふうに考えています」「ほぼ同じ時間、10分ほど前に中国の四川省でロケットが打ち上げられているという情報があります。そのロケットの軌道とか詳細な情報はまだはっきりとしてない部分もありますので、断定はできないんですけれども、ロケットの一部がですね大気に突入してくるときの発光が見えていたと考えられる可能性はあると思っています」
実は石垣島では、11年前にも同様の現象が確認されていて、その当時も、中国・四川省から月探査機が打ち上げられていたことがわかっています。
石垣島天文台 特任研究員花山秀和さん「こういったことは世界の各地でも様々なロケットの発射とともに見られているということもありますので、今回、石垣島みられたというのはかなり珍しいことではあるんですけど、世界からみると時々あることなのかなとおもっております」