県内では6月9日、新たに新型コロナに感染し治療を受けていた高齢者2人の死亡と、男女あわせて174人が新型コロナに感染したことが分かりました。
県は、新型コロナに感染し治療を受けていた浦添市在住の70代男性と那覇市在住の90代女性が死亡したと発表し、これで県内で亡くなった人は合計で156人になりました。
また感染が確認されたのは10歳未満から90代までの男女あわせて174人で、県内の累計感染者数は1万8936人になりました。感染がわかった人のうち82人が感染者との接触を確認していますが、残りの92人の感染経路は不明です。
6月9日を含めた1週間あたりの新規感染者数は1372人で、人口10万人あたりだと94.05人になり、5月26日以来、100人を下回りました。
また、新たに家族内、県立学校、社会福祉施設などで5人以上が感染するクラスターが6カ所で確認されました。クラスターが起きた施設では、マスクをせずに会話をしたり、部屋の換気が不十分だったということです。
感染状況をまとめて見ていきます。きょうの新規感染者は174人、累計は1万8936人です。人口10万人あたりの新規感染者は100人を下回りましたが、94.05人と依然高くなっています。カレンダーで見ると、先週・先々週に比べて落ち着いてきた印象もありますが、まだまだ油断はできませんね。
医療の状況です。入院患者数は662人、重症が19人、中等症は395人です。入院調整中の方は503人です。
県の警戒レベルは、療養者数・病床占有率・新規感染者・陽性率が「感染まんえん期」。重症者用の病床占有率は、 「感染りゅうこう期」に引き下げられています。
きのう火曜日の人出も見ていきます。月曜日は軒並み人出が減っていましたが、きのうは県庁前駅と那覇市松山で1週間前との比較で、那覇空港駅では前回の宣言中と比べて人出が増えていました。
「不特定多数の人がいる場所には行かない」「大人数での会食は避ける」。引き続き感染対策しっかりしていきましょう。