新規感染者が300人を上回り県内に衝撃が走りました。また今月の感染者数の累計も3000人を超えました。
県内では5月26日、新たに男女あわせて302人が新型コロナに感染したことが分かりました。県のよりますと、5月26日、新たに新型コロナに感染したことが確認された10歳未満から90歳以上までの男女あわせて302人で、5月25日過去最多だった256人を46人上回り、県内の累計感染者数は、1万5743人となりました。
また、5月1日から5月26日までの新規感染者数は3291人となり、感染者が3000人を超えました。感染がわかった人のうち108人が感染者との接触を確認していますが、194人の感染経路が不明です。
居住地別にみると最も多いのは那覇市で70人、次いで沖縄市で44人、浦添市の37人となっています。5月20日を含めた1週間あたりの新規感染者数は1454人で人口10万人あたりだと99.67になりました。
また、アメリカ軍から県に対して12人が新型コロナに感染したと報告がありました。過去最多の302人の感染を確認したことをうけ、県民からは「身近に迫ってきていることを感じる」などといった不安の声が聞こえました。
県民の声「ビックリですね。でもこれまでの流れだと、もっといくんじゃないですか?こんな早いと思いませんでしたけど。」「やっぱり怖いですね。誰がなっているかわからないので、子どもたちもいるので、それが一番心配です。」「増えてきているなと感じて、ちょっと自分も薄れていた危機感というのが、またちょっと危ないなというようになってきました。300人とか超えて、周りにもかかっている人とか出てきたので、その症状とか聞くとやっぱり怖いなという風に思います」
感染状況をまとめて見ていきます。きょうの新規感染者は302人と過去最多、累計は1万5743人です。人口10万人あたりの新規感染者は99.67人です。カレンダーを見ていきますと、きのうの256人を大きく上回り、過去最多が2日、続いています。
医療の状況です。入院患者数は465人、重症が14人、中等症は269人です。入院調整中の方は55人増えて、685人です。県の警戒レベルは、療養者数・病床占有率・新規感染者・陽性率が「感染まんえん期」。このうち、病床占有率は86.4%とひっ迫しています。療養者数も2000人を超えました。そしてきょうは194人の感染経路が不明です。こういった状況から、那覇市立病院ではあすからコロナ病床を増やすため、一般診療を制限してスタッフを確保するとしています。
きのう火曜日の人出も見ていきます。ほとんどの場所で人出は減っていますが、那覇市松山では、わずかにですが増えていました。不特定多数の人がいる場へ行かない、大人数での会食を避けるなど、引き続き感染対策をしっかりしていきましょう。