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国の緊急事態宣言が発令されて3日目ですが、22日の231人を大きく上回り、4月1ヵ月の新規感染者数も超え、感染拡大が止まりません。
県内では5月25日、新たに256人の感染が確認されました。県によりますと感染が確認されたのは10歳未満から90代までの男女あわせて256人で、過去最多だった5月22日を大きく上回りました。
5月1日から5月25日までの新規感染者数は2989人となり、先月の新規感染者数2970人を超えました。5月25日を含めた1週間あたりの新規感染者数も1355人で過去最多となり、人口10万人あたりだと92.88人になりました。1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数について、5月17日から1週間の本島の値が1.61となり、県ではその前の週と同じくらいの数値で推移していることから、今週は感染者数が300人近くになる可能性もあると見ています。
那覇市・保健所業務ひっ迫 庁内の業務見直しで人員増
連日、地域別に見て最多の感染者が確認されている那覇市では、市民サービスへの影響が懸念される事態となっています。
那覇市では感染者が多くなっていて、疫学調査などを担う保健所が今の体制では業務に対応できなくなってきていることから、市役所内の業務を見直して、保健所に職員をまわすことを決めました。
城間那覇市長「感染拡大に歯止めをかけるため、全職員一丸となってこの難局に立ち向かってまいります。感染収束のためには不要不急の外出や移動を自粛するなど、市民の皆様一人ひとりの責任ある行動が求められております」
今後も感染者が増加して保健所に人手を回す事態が続けば、市民サービスへの影響も避けられなくなる可能性も出てくるということです。