県高校総体です。先週末から5競技が始まりました。きょうは陸上とサッカーをお伝えします。
タピック県総ひやごんスタジアムであすまで行われる陸上競技。新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態制限で関係者以外の入場はできない形で開催しています。
23日、行われたスプリントの華100mの男子では第5レーン那覇西3年のワォーターズ稀杏(きあん)選手が中盤から一気に加速してのゴール。エースの貫録を見せました。
女子100mはブルーのユニフォーム石川の2人がトップ争い。制したのはこちらも3年生エース石嶺真鈴(いしみね まりん)選手でした。
男子棒高跳びでは普天間3年の山城亜倫(やましろ ありん)選手。2位に40cm差をつける4m40を成功させ優勝を決めました。自己ベスト4m50を越える4m60への挑戦は惜しくも成功ならず。課題を来る大舞台へとつなげます。
山城亜倫選手「目標がインターハイ(全国)入賞になるので次のラウンド南九州総体でしっかり自己ベストで優勝してインターハイにつなげていけるようもう1回自分を見つめなおして練習に取り組んでいこうと思う」
また23日は注目種目の一つ男子5000mが行われました。去年12月の全国高校駅伝で県最高タイムの34位と大健闘した北山勢がレースの中心です。
序盤から先頭でレースをけん引したのは上原琉翔(うえはら りゅうと)選手。先月神奈川県で行われた日体大競技会で5000m 13分56秒84の県高校記録を打ち立てたばかりですが。そのチームメイト嘉数純平選手。レース後半、気温30度あまりで湿度も高い中トップに躍り出ました。結果このままゴール。14分52秒34の大会新記録を打ち立てました。
嘉数純平選手「大会新記録が出せて良かった。南九州・全国(総体)はレベルが沖縄とは全然違うのでしっかりそれにまた合わせて戦っていけるようにしていきたい」
インターハイでの活躍を目指してこの夏も切磋琢磨が続きます。また女子の投てきでは、実力者の那覇西2年友利晟弓(ともり なるみ)選手が砲丸投げに登場。最終6投目で12m29を記録して優勝しました。
友利晟弓選手「自己ベストが12m55で。記録はあと少しで悔しい面もあるが優勝することができてうれしい」
友利選手は24日行われた円盤投げでも優勝。南九州、全国に向け好スタートを切っています。
かわっては石垣市で開催されたサッカーです。決勝が行われた23日、女子は美里とコザが対戦しました。暑さとも連戦の疲れとも戦う中後半に美里が連続得点を奪いました。2-0で勝った美里が県総体連覇を果たしました。
一方男子は那覇、宜野湾がともに譲らず勝負はPK戦へ。那覇は5人連続で成功。5-3で制して6年ぶりの県総体優勝です。
県総体は今週29日から来月2日までが集中開催となっています。バスケやバレーなど全31競技で熱戦が展開されます。