キングス元選手のチャレンジをお伝えします。bjリーグ時代のキングスでファンを沸かせた山城吉超(やましろ よしき)さんがバスケットボールスクールを開校してジュニア世代への指導をスタートさせました。
山城吉超さん「このチームで大事にしたいのはただスリーメンをするのではなくてちゃんと走るコースを分かって走ってもらいたいのとしっかりそのコースを走ってゴールにミートしに行く」
先月から小中学生向けのスクールを始めた山城吉超(やましろ よしき)さん。
久米島出身の189cm。興南、大商大と進み2007年から14年までbjリーグ時代の琉球キングスに在籍しました。ゴール下での気迫あふれるプレーは沖縄のバスケファンを沸かせました。
山城吉超さん「前々からスクールや子どもたちにバスケを教えたりせっかくキングスにいたので貢献できたらなと思っていたが、先月のオープンスクール(体験会)で来ていただいて。こちらでやりたいという子たちに加入してもらって(U-15 クラブチームが)きょうから始動という形」
スクールでは初心者から経験者までクラスを分けて指導していますがこの日は経験者中心のU-15クラブチームの活動開始日。山城さんの元で学びたいと集まった中学1、2年生13人が参加しました。
チームの唯一の2年生 キャプテンの神谷敏和(かみや としかず)選手は山城さんの現役時代を覚えていると話します。
神谷敏和主将(中2)「ゴール下でバンバンぶつかりあっていくところが印象に残っている。最後の1秒まであきらめないチームを目指したい」
玉城ジャェライ・リュウ選手(中1)「中学校で習うものだけではなくてクラブチームだからこそ習えるものがあると思うので。クラブチームはいろいろ上手い人が集まってきているので上手い人たちの中でプレーしたいと思って入った」
そして山城さんに憧れているのは集まってきた選手だけではありません。スクール開校を後押ししたのは・・・
興南高の後輩泉 翔(いずみ しょう)コーチ「気持ちを全面に出したプレーをキングスの時から学生の時からそうだが。それに憧れて僕も一緒にやりたいと思っていた。バスケ自体がトランジション(攻守の切り替え)が肝のスポーツなので守って走れるチームを作りたい」
顔合わせ初日でしたがゲーム形式の練習では個人技でもチームプレーでも選手たちは伸び伸びコートを駆け回っていました。
山城吉超さん「(中学)1、2年生がメインなので早めにいろいろ経験させて本人たちの代(最上級生)になった時にいいプレーができたり試合に勝てたりとか気持ちの強い子たちに育ってくれたらいいなと思う」
大きなコーチと大きな志を持った選手たちは新たな一歩を踏み出しました。
bjリーグ時代からのキングスファンにとってはうれしいニュースとなったのではないでしょうか?練習場所や日時、連絡先など詳しい情報はホームページをご覧ください。子どもたちの送迎など、問い合わせや相談も気軽にしてほしいとのことです。