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世界に一つしか現存していない琉球国王の冠が1年半ぶりに一般公開されています。
那覇市歴史博物館で4月29日から2週間限定で特別公開されているのは、国宝に指定されている「玉冠」です。18世紀から19世紀にかけて製作されたとみられ、琉球国王が即位儀礼など重要な儀式の際に着用しました。
冠の表面には、金や銀、珊瑚、水晶など7種類の宝飾品があわせて288個施されているほか、金の簪には王の権威をあらわす龍の文様が刻まれ、琉球王国時代の職人の技術の高さを伺い知ることができます。
那覇市歴史博物館・伊集守道学芸員は「世界でただ一つのこちらに残っている王冠になりますので、沖縄独特の技法も使われているものですから、そういったものも近くで見て楽しんでいただければと思います」と話しました。国宝「玉冠」の特別公開は5月12日までです。