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文部科学省の教科書検定意見に抗議する県民大会から間もなく1年が経ちますが、この問題について改めて考えようと、社会科の教師たちが8月27日夜、那覇市で集会を開きました。集会には高校の社会科の教師、およそ50人が参加しました。
教科書検定意見を巡っては2007年9月の県民大会以降も、沖縄から国に対し記述を元通りにするよう要請が続けられていますが、国は当初の姿勢を崩していません。教師たちからはこの問題を学校現場でどうとらえ生徒たちに教えていくか、悩みの声も上がっていました。
教師たちは、「(歴史を)調べているところと学校現場はとても遠いということが分かった」、「昨年来の活動には多くの高校生が参加したはずなのに、やはり学校現場の中では討論ができない」などと話していました。
教師たちは県民大会について授業でとり上げたいと考えていて、今後も教育現場で議論を重ねると話しています。