辺野古新基地建設を巡り沖縄戦で激戦地となった本島南部の土砂を採取する国の計画について、抗議の声があがるなか、遺骨収集ボランティアらは、採石業者に対して中止命令を出すよう県に求めるハンガーストライキが、始まりました。
沖縄戦遺骨収集ボランティア ガマフヤー具志堅隆松代表「今回の件については、なんとしても止めたいんです。これは基地に賛成とか反対とか以前の、人道上の問題だと思ってます。戦没者の遺骨を埋め立てに使わないように、県の方でぜひともこれを中止命令を出してください」
1日から、ハンガーストライキを始めたのは、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表です。
辺野古新基地建設で沖縄戦の激戦地となった本島南部の土砂を採取する国の計画について、具志堅さんらは県に採石業者に対して、工事の中止命令を出すよう求めています。
ハンスト決行を目前に控えた先週、具志堅さんはQABの取材に対し、今回のハンストにかける思いを語りました。
沖縄戦遺骨収集ボランティア ガマフヤー具志堅隆松代表「採石場になろうとしている現場は我々の方が先に遺骨収集をやっていた現場なんです。一番肝心なのは、沖縄防衛局が埋め立て用土砂を南部からとるということを計画してることがそもそもの問題の発端です。骨がまざった土を埋め立てに使うのは、戦没者への冒とく以外なにものでもないです」
自らの命をかけ、「絶対に許してはいけない」と訴える具志堅さん。
沖縄戦遺骨収集ボランティア ガマフヤー具志堅隆松代表「もう今出来ることはハンガーストライキを行って、多くの県民に知ってもらって、そして、沖縄県、この日本政府に対してそういうことはやめてくださいという声を上げてほしいんです」
1日の動きについて先日、現地を視察した玉城知事は・・・。
玉城知事「先日視察をさせていただいて、非常にいまだに収集、収容されていないご遺骨があるということもわかりましたので、そこは国もしっかりと責任を持っていただいて、対応すべきだと思います」
具志堅さんの訴えは、いまこの瞬間も続いています。
ハンストは6日まで実施されますが、その間にこれまで戦没者の遺骨と向きあってきた具志堅さんに対して、県などは何らかの対応を見せるのでしょうか?