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辺野古の新基地建設で沖縄戦で激戦地となった本島南部の土砂を採取する計画について遺骨収集ボランティアらが断念するよう防衛局に求めました。要請したのは沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表らで本島南部から土砂を採取する計画の断念を求めました。

防衛局側は、「南部からの土砂採取が確定したわけではない。仮に採取する場合、遺骨に配慮した対応を業者に求めていく」と述べました。

沖縄戦遺骨収集ボランティアガマフヤー具志堅隆松代表「(国は)戦没者の遺骨を埋め立てに使うことに、なんら躊躇を感じてないのかと、そうゆう思いを持ちました」

具志堅代表は、採石業者に中止命令を出すよう県に求めるハンガーストライキを、3月1日に始めます。

町龍太郎記者「糸満市米須にある熊野鉱山です。こちらの鉱山では、去年11月、ガマフヤーのメンバーらによって、実際に遺骨が見つかっています」県は2月24日にこの場所で遺骨収集を行い、10数個の骨片を見つけています。

玉城知事2月21日に現地の視察に訪れていました。

ガマフヤ—が南部土砂採取計画の断念を要請

知事「県民の心傷つける」 埋立の土砂採取問題


辺野古の新基地建設に南部の土砂が採取される計画について玉城知事が「県民の心を傷つける」と述べました。

玉城知事「当該地域の土砂が辺野古埋め立てに使われることは、悲惨な戦争を体験し多くの犠牲者を出した県民の心を深く傷つけるものであり、到底認められるものではないと認識しています」

軟弱地盤を固めるための設計変更では本島南部から大量の土砂を採取できると国が試算していますが、玉城知事はこれを認めない方針です。いつ知事の判断が示されるのか注目されていて玉城知事は県と防衛局のやり取りが続いているため「現時点で判断する時期を予測することは困難」だと述べています。

ガマフヤ—が南部土砂採取計画の断念を要請