きょうは、あすから始まるボクシングの九州大会に向けて行われた平仲ジムでの合宿に密着。県新人大会で優勝し、九州制覇をめざす2人の選手を紹介します。
午前5時起床。身支度を整えるとすぐに練習開始です。8キロのランニングが始まります。
九州新人大会に出場する東江勇太くんと荻堂盛太くん。大会まであと1週間、この日は最後の追い込みです。
「ゴーゴーゴー!腕振れ、腕振れ!」「日本一になれよ」
息つく間もなく練習が続きます。
荻堂くん「九州大会、やっぱり地元で負けられないので」
東江くん「(原動力は)九州大会にかける意気込みだと思います」
今月9日から始まった合宿は、この日で11日目。疲労はピークに達していますが、九州大会への闘志が身体を動かします。
東江くん「あと2.1キロですね」
45キロ以下モスキート級に出場する東江くんは、減量とも戦います。この日の朝食は調味料が一切入っていない野菜とチキンのスープです。
東江くん「減量する期間、1ヶ月くらい前から食事制限に入ります。自分は甘いものが大好きなので、ケーキとか大好きです」
大好物のケーキも、あと1週間の我慢です。
学校から帰っても練習は続きます。東江くんと荻堂くんのスパーリングが始まりました。見守るのは元世界チャンピオン平仲信明さん。
平仲さん「これでおわりか荻堂。東江、今のパターン読まれてるよ。だれがとるか、お互いとれ!互いもっと手を出せ!何見てる!もっと手を出せ!」
平仲さん「オリンピックにいこうがプロにいこうが、インターハイでチャンピオンになるいうことは登竜門みたいなもの。自分の目標に向かって、高校生だから目標をしっかり持って、一歩一歩努力してがんばって実現してほしい」
荻堂くん「死にものぐらいで練習したので自信はあります」
東江くん「コーチ達からの指導に愛を感じました。(美ら島総体の目標は?)全国制覇です」
偉大な先輩の思いも胸に、九州、そしてその先にある全国の頂点を目指し、二人の練習の日々は続きます。
東江くんと荻堂くんが出場する九州新人大会は明日から豊見城高校で開催されます。2人の活躍が楽しみです。
「絶対優勝するぞ!ファイアー!」