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2月12日は旧正月、旧暦の元日です。糸満市では、地元の人たちが新たな気持ちで今年1年の繁栄を願いました。
まだ薄暗さが残る2月12日の朝6時、航海安全と豊漁の海神を祀っている糸満市の白銀堂には漁師や家族連れなど多くの参拝者が訪れていました。
旧暦の元日を迎え初詣に来た参拝者たちは酒や米などが入った「ビンシー」を手に1年の幸せを祈願してました。
参拝者の男性「1年病気なりコロナなり大袈裟にいえば世界平和みなさんが健康になりますように」
参拝者の女性「今年もよろしく家族が安心して生活できますよう見守ってください」
参拝者の女性「(子どもを)結婚させてください、うし年さあねうし年に結婚させて孫も見せてください」
糸満漁港で風になびく色鮮やかな大漁旗、旧正月の風物詩です。こちらも朝早くからウミンチュ達が旗を船に飾る準備に追われていました。
正福丸大嵩博正さん「(2020年は)コロナ影響非常に受けました、我々漁師も厳しい1年でした」
漁業もコロナの影響を受けています。時短営業の要請が出たり不要不急の外出自粛が求められたりしたことで魚の流通が滞ってしまっているといいます。だからこそ、1日も早くコロナが収束して美味しい魚が気兼ねなく食べられるようになってほしいとウミンチュ達は海の神に願っていました。
正福丸大嵩博正さん「安全航海第一、大漁祈願(コロナに)めげずに頑張っていけば今年1年良い年が迎えられると思います」
旧暦の文化が残る糸満などは2月14日まで新年を祝う厳かな雰囲気に包まれます。