カヌーのカナディアンペアで東京オリンピック出場を目指す2人です。1年延期されたことでさらなる成長を感じながらオリンピック開催を信じ、パドルを漕ぎ続けています。
當銘孝仁選手「とりあえず今年、今のところ(東京五輪は)開催される予定ということなのでそれに向けて全力で今ある合宿に集中するだけだなと思っています」
今月4日から宜野座村で行われたカヌーの日本代表合宿。ともにパドルを漕ぐ當銘孝仁と大城海輝。
大城海輝選手「スポーツ選手として目指すべきところはみんなオリンピックなのでそこに一番いい年代で一番いい状態で今来ているので期待してもらえればと思います」
2人が東京五輪出場を目指すのはカナディアンペア1000m。カナディアンとは甲板のないカヌーのことで2016年のリオ五輪は出場が叶わなかった2人には次の東京五輪に強い思いがあります。その舞台が、去年から1年延期となったことは2人のさらに強い「手ごたえ」につながっています。
當銘孝仁選手「(去年は)3月くらいにコンディションを落としてしまってあまり良くなかったのでそこからまた調子も上がって、もちろん昨年よりすごく成長していると感じますしその点では充実しているというか」
大城海輝選手「去年戦っていたら世界との差はそのままだったのでそれがだいぶ1年間で力も尽きましたしタイムも伸びてきていると思うのでだいぶ大きいかなと思います」
沖縄水産高校時代に先輩の當銘、後輩の大城でペアを組んで早10年。これまで積み上げてきた経験が強みとなるのはもちろん2人の中でもさらに変化が…
當銘孝仁選手「長いこと自分たちはやってきているというのはあるんですけど自分が相方の成長も感じられるようになってきているので高校の時は自分が先輩でただ頼られる感じだったんですけど今は自分が頼ることもありますしいろいろな意味で成長していると思います」
ペアとしての成熟度も増してきた中で迎える今年。2人はオリンピック開催を信じ、パドルを漕ぎ続けます。
當銘孝仁選手「3月に行われる予定のアジア大陸予選でしっかり1位になって出場枠を獲得する」
大城海輝選手「出場枠を取ってから、オリンピックでメダルを狙っていきたいですね」
取材後には2人に目標を色紙に書いてもらいました。表現としては當銘選手はユーモアある言葉にもなっていますが2人ともに堂々とメダルを宣言しています。ぜひ叶えてほしいと思います。