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今後はどう対応していくのでしょうか?那覇空港で陥没や空洞が見つかった問題について、専門家を集め、対策などを検討する会議が開かれました。
技術検討委員会池田龍彦委員長「申し上げるまでもなく、空港インフレにとって安全の確保はなによりも優先されます。専門分野らの積極的な提案、議論をお願いします」
1月15日に開かれた技術検討委員会の初会合には港湾工事や地盤に詳しい専門家7人が集まりました。
会議では埋め立てに使った砂を固めたり陥没や空洞が起きた場所の地中に砕いた石を敷き詰めたりして砂が流れ出ないようにする方法などを話し合いました。
総合事務局によりますと、陥没や空洞が発見されたのは、那覇空港の第一滑走路と第二滑走路を繋ぐ連絡通路の緑地帯で、これまでに陥没や空洞が8カ所確認されています。
地中に敷いたポリエステル製の防砂シートが劣化し砂が流れ出したことが陥没や空洞の原因となっています。総合事務局が掘り起こしたシートを電子顕微鏡で調べたところシートの繊維にひびや切れてしまった部分が見つかりました。
これまでに陥没や空洞はあわせて40回発生していて、総合事務局では、異変が見つかるたびに埋め戻し作業を続けてきました。
委員会では今後、具体的な対策と工事の方法や期間を検討していきます。陥没や空洞の発生で航空機に影響が出ることはないため総合事務局では、空港の機能を維持しながら工事を進めていきたいとしています。