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工事の段階から異変が起きていたようです。那覇空港の第1滑走路と第2滑走路をつなぐ連絡通路の緑地帯で、8カ所にも及ぶ陥没や空洞の発生が見つかりました。
陥没や空洞が見つかった場所では現在、鉄板や鉄骨を使って応急処置がとられています。総合事務局によりますと陥没や空洞が起きたのは那覇空港の第一滑走路と第二滑走路を繋ぐ連絡通路の緑地帯で、通路を造る工事が行われていた2019年12月に初めて陥没が見つかりました。
これまでにわかった陥没や空洞は8カ所にのぼっていて、その規模はどれも幅1.8メートル縦1.4メートル、深さ70センチほどです。
総合事務局は陥没や空洞が見つかる度に砂で穴を埋める応急処置を続けていて、最初に陥没がわかった場所では、ここだけで11回もの埋め戻し作業が発生しています。
埋め立てに使った海砂が流失しないよう地中に敷いた防砂シートに穴が開いていたことがわかっていて、そこから砂が流れ出たために陥没が起きた可能性があるということです。
航空機の運航に支障はないことから通常通り連絡通路を使っていますが総合事務局では、原因究明や対策を検討するための委員会を設置して1月15日に初会合を開きます。