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沖縄を訪れた岡田外務大臣は16日の帰任前の会見で、これまで普天間基地の県外の移設先について検討していないことを明らかにしました。
16日午後、那覇市内で会見した岡田大臣は、民主党はマニュフェストでは県外・国外移設を明記していないと繰り返し釈明しました。そして「県外の移設先を具体的に検証したのか」との質問に「私の頭の中に具体的なものはない」と発言。「（県外移設先の）検証は何もしていなかったということか」との再質問にも「私の頭の中にはなかったということであって、防衛大臣なり、その他の閣僚がどう考えているかはまだ私も確認していない」と答えました。
また「日米合意は国家間の約束。それを白紙に戻すと日米同盟に様々な悪影響が出ることは間違いないので、私は白紙に戻すという選択肢というものは事実上、封じられているという風に思う」と述べ、県外移設は事実上不可能との考えを示しました。
普天間基地の県外移設の道を進んでくれると託した思いをないがしろにするような発言に、県民の反発は必至です。