新型コロナによる打撃を受けた飲食店を支援しようと「Go To イート」のプレミアム付き食事券の販売が先週から県内でも始まりました。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、飲食店の支援と感染防止の両立をどう図るかが課題となります。
一方で菅総理大臣はおととい「Go To」キャンペーンの運用を一部で見直す方針を決めています。今後の沖縄への影響は?
JTB沖縄・杉本健次代表取締役「できるだけ多くの飲食店にご参加頂きまして、できるだけ多くの県民にご利用頂きたい」
今月17日から県内でも始まった「Go Toイートキャンペーン沖縄」。新型コロナの影響で売り上げが落ち込んだ飲食店を支援する国の事業の一環で、県内で使えるプレミアム付き食事券の販売と利用がスタートしました。
この食事券は購入代金の25%が国の負担で上乗せれ、1回の申し込みで2万円まで購入できます。県内の登録した飲食店で使えるプレミアム付き食事券には「紙クーポン」と「電子クーポン」の2種類あります。
伊波アナ「事前にウェブで申し込みをした後、ファミリーマートにあるこちらの機械で操作します」「レシートを受け取り、レジにて支払いをすれば受け取り完了です」
紙クーポンの販売窓口であるファミリーマートには販売初日の朝から購入する人の姿が見られました。食事券の利用期間は来年の3月末までですが、予算額12億円に達し次第、販売を終了するということです。
今回、「Go Toイート」に参加している那覇市の飲食店。参加店舗では「紙クーポン」と「電子クーポン」の両方が利用可能となっています。
「電子クーポン」は専用ページから申し込むとQRコードが作成され、スマートフォンを使って支払うことができます。
今回、キャンペーンに加盟した飲食店には決済端末が無料で貸し出しされます。
肴家あうん・名嘉義経さん「(Q:新柄コロナの売り上げへの影響は?)とても大きかったです。県内のお客様でいくと半分くらい減っておりましる。今回は沖縄県民のお客様の利用が見込まれると思うので、当店としてもだいぶ期待はしております」
店舗は十分な換気やテーブルの間隔の確保など、感染対策の徹底が義務づけられていて、事務局によりますと、参加申し込みは1000店を超えているといいます。
一方で、菅総理大臣は21日、新型コロナの感染が急拡大していることを踏まえ「Go To」イートの食事券の新規発行の一時停止の検討を都道府県知事に要請する考えを示しています。
今回の一時停止措置について、開始時期や対象地域など詳細は今後検討するとしていいますが、知事が今後どう判断するのか県内の関係者はその動向を注視しています。