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知的障害者や発達障害者への理解と配慮を深めるため、県バス協会は12日、乗務員らを対象にした研修会を開きました。

研修会は2020年5月、路線バスの乗務員が女性と知的障害を持つ息子に不適切な対応をしたとの報道に対し、県自閉症協会から障害について理解する場を設けてほしいとの要望を受け開かれました。

講師を務めた県発達障害者支援センターの天久親紀さんは、疑似体験を交えながら知的障害や発達障害の特性を説明しました。

天久さんは「知的障害や発達障害の方々は相手の気持ちや抽象的な表現をくみ取るのがとても苦手だったりします。できる限り具体的に声掛けをしてあげてほしい」と話しました。

研修会には、県内4つのバス会社の乗務員や運行管理者およそ20人が参加。県バス協会は「心のバリアフリー実現のため、2021年も同様の研修会を開催したい」と話しています。

障害者への理解深める 県バス協会が研修会