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このままでは普天間の移設問題が「県内」で決着してしまうかもしれない。会場に収まりきらない程の人が、きのうの大会に足を運んだ背景には、この危機感がありました。

「参加者2万1000人(主催者発表)」

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伊波洋一宜野湾市長(大会共同代表)「私達は決して諦めません。今、世界のどこにこれほど長期間、外国の軍隊が駐留して、駐留先の国民に被害を与えている地域がありますか?」

翁長雄志那覇市長(大会共同代表)「私も保守・革新の枠を飛び越えて一歩を踏み出しました。普天間基地移設問題について、名護市長選挙の結果を見て判断するという主張は言語道断である。名護市民に何度踏み絵を踏ませるのか!」

その名護市を代表して、大会であいさつした渡具知武清さん。

渡具知さん一家は基地建設に反対するため、毎週土曜日、キャンプシュワブのゲート前に立ち続けています。活動はことしで6年目に入りました。

渡具知武清さん「もうちょっと今の政権もはっきりものを言えるように、そういう形で私達も地元の声を届けるためにこういうことを続けている」

渡具知武龍くん「自分が生まれた場所の海に、基地が作られて破壊されるのは嫌です」

名護市民が、辺野古への基地移設反対の意思を示した市民投票が実施された1997年に生まれた武龍くん。その純粋でまっすぐな問いかけは参加者の最も大きな共感を得ました。

渡具知武龍くん「大人になると約束したことを守らなくてもいいのですか?鳩山総理!『基地は造らない』はとても大切な約束です!約束は必ず守ってください!」

新政権に対する不安と期待。

参加者「嘉手納統合とか、辺野古に舞い戻るという話はおかしい。そういうことはやめなさいと鳩山内閣に討議を訴える」「今まで数十年間、沖縄の人が訴えてきたけれど、耳も心も貸してもらえなかった。政権交代によって聞いてもらえるのではないかと思う」

大会アピール「小さな島・沖縄にこれ以上の基地はいりません!辺野古への新基地建設と県内移設に反対します!」

民主党連立政権がこの県民の声をどう捉えてアメリカ政府と向き合うのか。大会の共同代表はあすから東京で政府に対し要請行動を展開します。