ゲームでありながら本格的なカーレースを体感できる「グランツーリズモ」
リアルドライビングシュミレーターとも呼ばれるこのタイトルは世界中でプレーされ国内外で大会が開催されています。日本では去年、文化プログラムという位置づけで初めて茨城国体で大会が行われました。
その18歳未満の少年の部で県代表となったのが当時中学1年生だった稲嶺來希(いなみね らいき)くん
稲嶺來希選手「きょうよりもっと上手になって大会(国体)でいい成績を残せるようにしたい」
eスポーツ選手としての息子を両親も応援。
父 徹さん「私自身(ゲームをして親に)怒られたりしている世代逆に自主性を伸ばしたくて起こらないで自分でメリハリをつけてと任せていた」
去年の国体は予選を勝ち抜くことができませんでしたがさらに腕を磨いた來希くん。今年は自宅からオンラインで参加した県大会で連覇。2年連続で国体県代表の座を獲得しました。
こちらもオンラインで行ったインタビューでは
稲嶺來希選手「速い人の走り方を見て自分とどこが違うかを見つけることが良かったと思う。コーナーリングとかがよく分かったのでそこでタイムが縮められたのがよかったと思う」
今年は、今月8日にオンラインでの九州・沖縄ブロック代表決定戦があり少年の部では8県から18人が各県予選を経て出場。
來希くんもわずか1つの代表の座を巡って自宅から九州のライバルたちに挑みました。2位以内に入れば決勝レースに進める予選ラウンド。
稲嶺來希選手「(大事なのは)車の性質を理解して車に合わせて走ることと。タイヤの消耗が早いのできれいに走ること」
実際のレースと同じくタイヤに負担のかかる走りをしていると速度も運転もコントロールが利かなくなります。そのコントロールが効かなくなった前の車がコースアウトする間に1つ順位を上げます。決勝出場の2位以内まであと一つ。
でしたが結果3位でフィニッシュ。2年連続の国体本戦出場はなりませんでしたが手ごたえもあった大会になりました。
稲嶺來希選手「(上位選手は)タイヤを消耗してもきれいに走れるところがミスをしないですごいと思った。沖縄のレベルを上げたいと思っている(上位選手は)タイヤを消耗してもきれいに走れるところがミスをしないですごいと思った」
母 郁美さん「eスポーツという形で(大会が)できることは私としてはうれしいと思っているしみなさんに少しでも元気が届けられたらと思っている」
オンラインで開催できるeスポーツ長引く新型コロナの影響が続く中で新たなスポーツの形の一つを提示しています。